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フロアコーティング
公開日:2018.05.18 更新日:2018.05.18

無垢材フローリングのフロアコーティングについて

無垢フローリングの部屋

目次

1. フローリング構造
2. フローリング構造の種類
3. 木材をカットの方向で変化する特徴
4. まとめ

無垢フローリング

部屋全体を上質なインテリアのようにコーディネートするお洒落なフローリング、無垢フローリング。 無垢フローリングとはその名の通り、無垢の木材で作られたフローリングです。木の風合いをそのまま楽しめ、年月が経つにつれ味を出してくれます。 ただ無垢のフローリングは自然物の為、形状にバラつきがあったりと品質や形状が安定しないというデメリットがあったり、水分量が多すぎた場合は乾燥による曲がりや歪みが生じる事もあります。 また、そのままの状態の無垢材は「水拭き」掃除ができません。無垢材のフローリングにとって水分はそのまま染になって残る可能性が出てきます。

扱いの難しい無垢フローリングの場合、せっかくの素材や質感を生かせるよう、 オイル仕上げやガラスコーティング(フロアコーティング)をして、お手入れを楽に美しく保つ事をオススメします。 ただ、塗膜を形成しないオイルなどの自然塗装の場合は水拭きには弱い状態のままなので、水分には引き続き注意が必要となります。

無垢フローリングに水分は大敵です。塗膜を形成してコーティングをして素材を守るフロアコーティングは、無垢フローリングを維持する為にとても効果的と言えます。

フローリング構造

フローリングの構造は大きく分けて2つあります。単層フローリングと複合フローリングがあります。
単層フローリング(無垢素材)の場合
単層フローリングは木材本来の温かみや重厚感にあふれ、機能的にも木本来の性質である調湿機能が高いというメリットがあります。 しかし無垢フローリングは、天然素材の為、品質にバラつきがあり、湿度による伸縮等から変形する可能性もあります。 無垢材のフローリングは表面に塗装やコーティング処理を行わないものも多いため、キズや汚れが付きやすいといえます。 また、材質によって堅さが変わってくる為、一般的な住居であれば柔軟性や吸収性の高い素材がオススメです。

堅く比較的キズがつきにくい素材

  • ウォールナット
  • ローズウッド
  • ナラ
  • ブナ
  • オーク
  • チーク
  • カリン

柔らかく足ざわりが心地よい素材

  • スギ
  • ヒノキ
  • キリ

複合フローリング(合板)

その名の通り複数の板を重ねた構造をしている為、膨張や収縮等の変形が生じにくい素材です。 また、品質のムラも少ない為、施工性も高いといえます。 複合フローリングは表面の化粧単版やシートにより様々なデザインが可能となり、 性能としても遮音性能や耐熱性能を備えたものも存在します。

フローリング構造

フローリング構造の種類

構造の説明でもあった通りフローリングの構造は大きくふたつに分かれます。

単層フローリング(無垢フローリング)

単層フローリングはいわゆる無垢素材の為、主に木材の種類によってその特徴が変わります。 風合いや堅さ等にもそれぞれ特徴があるので、見た目の好みで選ぶのもよいと思います。床の印象は家の印象にとても影響しますので、部屋のイメージや家具との相性も大切です。

複合フローリング

シートフローリング(化粧シートタイプ)

樹脂や紙などに木目や石目等をプリントしたシートをベースの板に張り付けたタイプ、マンションや分譲住宅では標準仕様になっている事も多く、耐水性やキズから保護したり、ワックス不要処理や防滑機能など、様々な機能を備えたものもある。

単版(突板タイプ)

表面に0.3mmから2mm程度の薄くカットした木材を張り合わせるフローリング材。 厚みのあるものは木目も鮮やかで無垢フローリングと遜色のないものもある。

木材をカットの方向で変化する特徴

無垢素材の木のカットには板目と柾目があり、カット方向によって断面部分と特徴が変わってきます。 板目は年輪に対して中心をずらし水平にカットしていく事で、一般的な木らしい表情豊かな模様が出てきます。 板目の木目はランダムな為、一本の木からいくつも同じ木目がとれるわけではありません。 柾目は木の中心に近い部分を年輪に垂直にカットする事で木目がほぼ平行な線で出てきます。板目に比べ反りにくく割れにくいという特徴もあります。

また装飾性の高い無垢素材の木目を杢と呼び、家具等に多く使われます。

板目と柾目

無垢フローリングの種類

メープル

産地:北米、カナダ東部
明るく柔らかい色合いのメープル絹のような光沢は「木の真珠」と評される。靭性が高い為、衝撃に強く割れにくい特性を持つ。

メープル

ヒノキ

国内ではスギの次に植林量が多い檜、成長までの時間が長く手間のかかる素材の為、高級素材と言われています。

ヒノキ

ウォールナット(クルミ)

産地:北米、アメリカ 美しい光沢を持った重厚な風合いと柔らかさを備えた人気のウォールナット、ヨーロッパ三大銘木のひとつであり、モダンな雰囲気の醸し出す風合いは古くから愛されています。 安定性にも優れた性質からピアノやギター等の楽器にも使用されている。

ウォールナット(クルミ)

タモ

衝撃に強いタモは野球のバットにも使われるほど、堅さはあるものの下降はしやすく、建材としても有用です。はっきりとした木目は様々な模様が見られ、人気があります。

バーチ(カバザクラ)

産地:ロシア、ヨーロッパ、北米
無垢材のなかでも人気の高いパーチは、波紋のような緻密な木目が美しく上品に部屋を彩ります。

オーク

産地:オーストラリア その高い耐水性と耐久性で酒樽や船の材料としても使われてきたオーク、キズに強く木目の美しい素材となります。
オーク

スギ

産地:カナダ、アラスカ 足ざわりの良い柔らかい素材の杉は衝撃を吸収し足腰に優しい素材です。日本人の生活には好まれる性質です。 あまり水には強くない為、水周り周辺では使用を避けた方が良いと思います。

パイン

針葉樹であるマツ科の木材、柔軟性の高いパインは建材はもちろん家具等にもよく使われています。 パイン

ブラックチェリー

繊細で美しく光沢のある木肌は年月を費やす程に深みを増していく。 ブラックチェリー

とても堅い耐久性があり、高い耐水性から腐食もしにくい素材です。古くから土台や大黒柱など強度の必要な部分に使用されています。

まとめ

無垢フローリングは、自然素材ならではの温もりと美しさを感じられる魅力的な床材です。 一方で、扱いやお手入れに繊細さを要するため、素材の特性をよく理解し、適切なコーティングや仕上げを施すことで、その魅力を長く保つことができます。

また、フローリングには構造や仕上げ方法の違いによって、使い勝手や印象が大きく変わります。 住まいのスタイルやライフスタイルに合わせて、素材選びから仕上げ方法までトータルで考えることが大切です。

あなたの暮らしにぴったりのフローリング選びが、快適で心地よい空間づくりにつながりますように。